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あなたは3種冷凍機の勉強でこんな間違いをしていませんか?

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HW20160702265616_TP_V4刑務所の中で資格を取得する模範囚
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1970.9/25 東京都出身。 30代のときに異業種から環境プラントへ転職。そこで設備のノウハウを体得した後、40代でビル設備管理業界に入る。その間、数多くの現場を渡り歩きメンテナンス経験を積む。すべて実践で学んだ知識だけを初心者に伝えている。【所有資格:一級ボイラー技士・危険物乙四・第三種冷凍機械責任者・第二種電気工事士】

5回目で昇華となるか自分! 3種冷凍機の受験

常連さん試験会場へ。

2017年11月12日(日)早朝、いつもと変わらぬ面持ちで地下鉄に乗り込み北千住へ向かった。

毎年の恒例行事になってしまった3種冷凍機の資格試験。

今回で5回目である。

途中3回落ちたあたりで「これ以上受験していたら人生を棒に振るのでは‥」という思いから受験を断念した。

ところが、会社の先輩に「諦めるなんてもったいないよ、受かるまでやれ」と言われて再度奮い立った。

「言われるがままじゃん自分‥」

諦めのつかない自身に対する苛立ちと、さらなる悪あがき、そして「人生を棒に振るかもしれない」といった強迫観念‥。

そんな葛藤のなか、今日にまで至った。

 

受験日間違えた? 予想外なカフェのフロアー

AM7時、北千住駅ビルのスタバで問題集を軽くながめる。

私は入店3人目だった。

他に自分と同じような受験生らしき人はいなかった。

「やる気まんまんじゃん自分‥」

だいたい試験会場近くのカフェでは、問題集やテキストを軽く見直している受験生であふれかえっている。

しかし、今いるカフェのフロアーでは受験生が見当たらない。

7時30分を過ぎても閑散としていた。

受験生の皆さんがよほど優秀なのか、あるいはやる気がないのか、または自分が早く来すぎたのか、3つのうちのどれかだと思った。

 

このエピソードを読めば、度重なる不合格など笑い飛ばせます

資格試験といえば、苦い思い出がもう一つある。

私はこれまでも、1級ボイラー試験を6回も受験した。

通い詰めた千葉県五井の試験場、そこのカップラーメンとカップ焼きそばを全種類食べつくした。

おかけで味の違いが分かる男になってしまった。

「だめじゃん自分‥」

そんな自慢にもならない体験を繰り返し、生き方に負け癖が付いてしまったかと思われた。

しかし、6回目で合格したのでセーフ。

資格試験は合格すればチャラ。

負け癖は付かなかった。

替りに根性が付いた。

 

学習をしても、あなたがなかなか成長しない理由

“負け癖が付かず、替りに根性が付いた”かと思われた私だが、3種冷凍機でも再び試験会場の常連となった。

そう、また負け癖が付きつつあった。

「ボイラー試験も冷凍機試験も理系の資格だから向いていないんだろうな~文系の自分」というふうにも思った。

が、いやいやいやいや、難しい計算問題のない資格試験に文系も理系もない。

ちゃんと勉強していればカテゴリーの壁などは意味をなさない。

人の脳は繰り返しインストールして初めて記憶が定着する。

それと、並行して時間をかければ、ある地点で学習曲線が急上昇する。

それは、誰でも同じで、必要なのは地道な努力。

学習曲線とは
  • 人は途中までなかなか成長が進まず、あるポイントから一気にブレイクして成長が始まる。
  • ジャンルを選んでゴールを決めたら、学習曲線が必ずあなたにもやってくると信じて1万時間投入する。
    学習曲線グラフ
    【出典/日本経営教育研究所 石原明氏】

 

高圧ガス保安協会(試験事務所)が決してあなたに教えないこと

しかし、そんな“人の地道な努力”など一笑に付すかのような変化が訪れた。

平成24年以降、3種冷凍機試験は、問題が難化傾向にあるとの情報が入った。

特に平成26年と平成27年は超難問だらけで合格者は30%を切っているというのだ。

難化の理由は、“問題の上澄みだけしか勉強しない不良受験生を淘汰するため”だそうだが、

「これじゃ、資格が取れずに仕事ができないじゃないか」

そんな声が聞こえてきそうだ。

私は平成25年から3種冷凍機試験の受験を始めた。

そこから平成28年まで、不合格のドミノ倒しが続いている。

難関の平成26年と平成27年の試験で、私は完膚なきまでに叩きのめされた。

平成28年は難関とまで言われてないものの、実際に受験してみて難しかった。

それは、試験後の答え合わせで痛感した。

平成28年の試験、それは具体的にどういう結果だったのか‥。

端的に言えば、法令の試験結果は余裕で合格ラインを超えていた。

しかし、保安管理があと一歩及ばずで合格ラインに届かなかった。

試験の翌日、HPの正解答番号を見て失意のあまり閉口した。

試験後の答え合わせで痛感した…平成28年まで試験後に問題用紙の持ち帰りができたが、今はできない。つまり、以前は問題用紙を持ち帰って答え合わせができた。
保安管理…3冷の試験科目は『法令』と『保安管理』の2科目。

だいたいの国家試験は難化と易化いかを繰り返す

3冷の場合は、平成24年以降から問題が難しくなった。
ところが、その後、平成29年以降から問題が易しくなった。
だから、3冷を取得したいのであれば、今がチャンス。(2019年度更新情報)

 

【3種冷凍機】都内の試験会場ってどこなの?

開始時刻が迫り、スタバを後にして都内の試験会場に向かう。

試験会場は東京電機大学。

因みにこの大学は調布市の電気通信大学とよく間違えられる。

平成26年まで3冷の試験会場は、お茶の水の明治大学と日大だったのだが、近年では東京電機大学が試験会場で使われている。

恥ずかしながら私の受験記録によると、

受験最初の年が平成25年で明治大学、続いて平成26年が日大、平成27年からは東京電機大学での受験が続いている。

で、東京電機大学は北千住駅から直近の場所にある。

下町ながらのひしめき合った商店街を通るのだが、どこからが大学なのか境界線が見当たらない。

ふらふらと彷徨っていると、いつの間にか都会的で無機質な空間の中を歩いている。

そこが東京電機大学。

なんとも不思議な場所だ。

キツネにつままれた感じで、キャンパスとは呼べない狭い敷地内に入る。

 

呆れるほど融通が利かない試験現場

エントランスでは500人ほどの人たちが、ライブの入り待ち状態な感じであふれかえっていた。

さっきのスタバに受験生がいなかった理由は、他の店(マック、ファミレス等)にいたか、あるいは最初からエントランスにいたかのどっちかだと推測できた。

しかし毎年のことながら、なぜ早く入室させないのか不思議でならない。

開場時間が8:30で集合時間が9:00まで。

そして試験開始時間が9:30である。

全くもって理解できない。

なぜ理解できないかと言うと、8:30~9:00までのたった30分で大人数をで入室させなければならないから。

それが毎年全員が入室するまで30分以上かかっているので、移動が上手くいっていない。

どういう状況かと言うと、エスカレーター前は黒山の人だかりで整列に時間をかけている。
(実際は500人以上いる)

それに加えて、渋滞しながら長蛇の列がエスカレーターで、ゆっくりと上がっている。

その中には、最上階の教室に向かっている人たちもいる。

そんな状況が毎年続いているにもかかわらず、なぜ、“短時間での入場行進”をしなければいけないのか?

その理由が全くもって理解できないと言っているのだ。

受験者全員が入室するまで1時間近くかかるのは目に見えて分かること。

それが毎年改善されていないから始末が悪い。

 

あれっ?キミ勉強の仕方間違ってるよ(毎年落ちてるあんたが言うな)

AM8:00頃、パーテーションが置かれている1Fエスカレーター周辺では、大勢の人たちが勉強をしていたり、雑談をしていたりしていた。

一人で来ている人から会社の仲間同士で来ている人たちまで、様々な人たちであふれていた。

入室までの時間、私も周囲の人たちにならって問題集をながめた。

まどろんだ視線を問題集に向けるが、意識は問題集に向いていなかった。

混雑した場所では無理もなかった。

そんななか私の前で若い男女のペアが、申し訳程度の勉強をしながら会話をしていた。

何かの確認を取りながら相槌を打っている。

私は「ふーん、若い男女のペアって珍しいな。おそらく同じ職場の間柄だろう‥」と思い、それほど気にも留めなかった。

‥と言っても、設備資格の受験者は“おじさん”が定盤である。

若い男性受験者はさほど珍しくないとしても、若い女性受験者は珍しい。

だが、最近の設備業界では20代の女性受験者も珍しくないのかもしれない。

もう一度、まどろんだ視線を問題集に向けようとしたそのとき、私は好奇心から、その若い男女がどんな問題集を使っているのか確認してみようと思った。

何気に彼、彼女が持っている本を目で追ってみると‥。

いや~驚いた、と言うよりも呆れた。

彼、彼女が持っていた本、それは問題集ではなく参考書だった。

 

あなたが参考書だけで勉強をしてはいけない理由

問題集ではなく参考書で勉強するのがなぜいけないかって?

あなたも一度、参考書で勉強してみたら分かると思うのだが、参考書は試験問題とリンクする部分が少ない。

例えば、参考書ではこんなことが書かれている。

冷凍機とは

『冷凍機の原理』は蓄熱と放熱のサイクルで冷媒が作られる。
これは"夏場風呂上りに扇風機の前で涼むと気持ちがよい"という現象に似ている。
つまり、肌に付着した熱が風に放たれることによって体温が下がる。
この原理を応用したのが冷凍機である。
【出典/BOOKOFFに売ってしまったため忘れた】

まあ、上の囲い枠に書かれている参考書の記述はとても分かりやすい解説である。

よい内容だと思う。

ただ実際の試験問題で、このような優しい教条から出題されるのかと言えば、出題されないのである。

 

なぜ優しい教条が出題されないのか?

3冷の出題傾向は過去の類似問題である。

それを、あの手この手を使って毎年引っかけ問題を作るといった印象。

それは、元々決められた難解な教条を上手く使い回しているといった印象でもある。

それに対して参考書の記述は、的を得ていない気がしてならない。

参考書を読んでみると分かるのだが、試験問題とリンクしないトンチンカンな記述が多い。

トンチンカンと言ってしまえばそれまでだが、参考書は試験問題を意識していない節がある。

参考書は、あくまでも初心者に冷凍機の原理をわかりやすく解説した図解テキスト。

もし試験問題作成者がそれを使ったのであれば、問題の上澄みしか勉強しない不良受験生をふるいにかけられない。

受験生をふるいにかけるには、自分たちで作った難解な教条を使って受験者を引っ掻き回した方が好都合。

だから、もし優しい参考書から問題を出題させた場合、3冷の試験問題を作る側にとって都合が悪いのである。

 

合格する人がしている当たり前な勉強方法

じゃあどうしたらいいのか?

答えは簡単である。

ひたすら過去問を解くだけである。

それも過去10年分以上。

出題の源泉は、数年さかのぼって繰り返し使われる過去問。

それを問題の文意を変えて毎年、類似問題として出題される。

しかし、一見読んだだけでは類似問題とは気付かない。

“文意を変えてくる”と分かっていながらもである。

それが、引っかけ問題と言われる所以ゆえんでもある。

解答のコツは、綾なす言葉を紐解いていく。

それを肝に銘じるしかない。

 

あなたが参考書を使うとき

3冷の場合、参考書というものは“イメージできないものを理解するために確認するもの”。

だから参考書を使う場合は、あくまでも最後の手段にする。

でもまあ、ぶっちゃけ参考書なんかなくても大丈夫。

3冷は写真付きの問題や計算問題がないので、図解テキスト的な参考書がなくてもなんとかなる。
(実際に私がなんとかなった)

本当に理解したい場合のみ、図解テキスト的な参考書を購入しましょう。

 

参考書勉強法以外にも試験勉強でやってはいけないこと

『中小企業診断士 落ちる人が受かる人に変わる50の法則』という本。

その本に書かれている項目で「サブノートを作ると落ちる」といった項目がある。

どういう内容かというと「試験勉強でノートを作ると“書く”という行為だけで勉強に満足してしまうので、結局頭に入らない」といった内容。

「だからノートは作るな」ということである。

これはめちゃくちゃ当たっていて、実際にノートを作ると時間ばかり取られてしまう。

それで、ただノートを作っただけなのに、書いたという行為でバリバリ勉強した気になる。

結果、なにも覚えていない。

ノートを作るとそんな悪循環が生まれるのである。

じゃあ、例えば計算問題がある場合はどうすればいいのか。

そういう場合は、紙に好きなだけ数字を書けばいいのである。

やむを得ず紙に書かなければいけないときは、ちゃんと紙に書いて覚える。

しかし、ノートを作ってはいけない。

それだけの話。

 

不都合な勉強法を好都合な勉強法に変える方法

その本では「限られた時間内で効率的に暗記をしなければいけないときに“書く”という行為は不都合なやり方」とされている。

しかし、日常の隙間時間を使って暗記をしたいときに限っては「A4の裏書に書かれたものを見る」のを良しとしている。

矛盾を逆手に取っているのである。

例えば、混雑した電車の中で勉強するときは、A4の紙なのでスムーズに出しやすいし、見やすいという利点もある。

そして裏紙なので、もみくちゃにされてもどうってことない。

また、職場で勉強がしたいとき、職場ではあからさまに勉強ができない。

じゃあどうすればいいか?となった場合にA4の裏紙に書かれたものを見る。

周囲の人たちは、何かの資料を読んでいるというふうにしか思わない。
(まあ、見つかってもウチらは設備関係の勉強だから、とがめられることはないと思う)

また、家の中での勉強でもA4の裏紙に書かれたものを、机の上とか何気なく目に付くところに置いたりして工夫をする。

そうすることによって、隙間時間を勉強に活用できる。

 

合格する人と合格しない人の違い、その違いとは?

「ただ、ノートからA4の紙に媒体が移行しただけじゃないか!」

そんな突っ込みが聞こえてきそうだが、それに対し、お答えしよう。

「わたしたちは芸術家ではない!」

例えば、ノートの場合は「時間をかけてキッチリ創作する」ことを前提としている。

それに対し、A4の裏紙の場合は「ラフスケッチを描く」ことを前提としている。

ということは、時間とエネルギーのかけかたが、まるで違うのだ。

それに、勉強する目的は「覚えること」と、それに対し「理解すること」

だが、ノートを作ることで、時間とエネルギーをかけたらノートを作ったことに満足してしまう。

覚えられず、理解もできずに全てが水の泡になる可能性が高い。

だから、挫折しないように勉強には、ある程度の手軽な要素が必要。

サクサクっと前に進めるためのね。

そしてもうひとつ。

試験の目的、それは何か?

「合格すること」である。

冷凍機を骨の髄まで理解したいあなたへ

勉強する目的は「覚えること」と「理解すること」
だけど、机上の勉強だけでは物足りないあなた。
実際に現場で体験をしないと気が済まないあなた。
もしあなたが冷凍機を本格的に理解したいのであれば、昔ながらのターボ冷凍機(遠心式)を扱っている事業所をおすすめします。
ターボ冷凍機は病院、官公庁舎などで見かけます。

追記

最後に、エントランスでお目にかかった彼、彼女の合格を祈ってる。
と言うよりも、まず自分が合格しなさいよ。われっ!

結果発表

2017年1月5日:合格通知書拝受。

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